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Nickerbocker Ernie 9in Rag Doll 1970s




ヴィンテージ感が出まくりのアーニーさんです。アリゾナ州ツーソンのChristine's Curiosity Shopからいらっしゃいました。


4ドルという値付けがオッさんを惑わせましたね。新しい物だけどコンディションが悪いから安いのか?実はかなりのヴィンテージで破格値なのか…


こんな時は迷わず買いですね。買ってからゆっくり調べればいいんです。で、オッさんは調べたわけです。


まずはタグから。これもかなりコンディションが悪いですが読み取れないこともありません。残念ながら製造年やライセンスの有効期限などの表記は見当たりません。





さて、特徴をつかむこととします。このアーニーの特徴は、まず、ボーダー柄が紺と赤の二色ということです。


ご存知の通り、アーニーさんのボーダーシャツは紺と赤ですが、良く観察すると、紺と赤の間に白や黄色の細いコントラストのラインが入っているのが基本形となります。しかしこのアーニーさん、白や黄色のコントラストが入っていませんよね。オッさん的にはレアです。


次にボーダーシャツですが、アーニーさんと一体ではなく、アーニーさんに着せている状態です。タグの上に小さなボタンがありますよね。これで留めてるんです。


更にボーダーシャツは袖を折り返してます。手間のかかった製造工程を経ていることがわかります。つまり、近代の工業生産ラインで作られたものではなく、ヴィンテージの可能性大だっちゅうことですね。


さて、タグをを読み込むこととします。"Knickerbocker"とありますからニッカボッカ社製であることが判明します。


ニッカボッカ社を調べたところ、アメリカントイでは知る人ぞ知るメーカーだということが判ってきます。


創業は1850年前後とか、1869年とか諸説があるようですが、どちらにせよ、かなり老舗のメーカーですよね。残念ながら現存はしておらず、1984年には長い歴史に幕を閉じています。


ただし、1982年にはApplause社の前身であるThe Wallace Berrie Companyがニッカボッカ社からApplause部門を買収し、その後の1984年からApplause社と名乗るようになったという記録もありますので、ニッカボッカ社のDNAは脈々とApplause社に流れているのではないかと思います。


基本的には縫いぐるみメーカーで、つり目で特徴のあるテディベアやRaggedy、Ann & Andy Dollsで有名です。ディズニーやセサミストリートのライセンスも持っていたので、買収対象となったのでしょう。


セサミストリートのライセンシーであったのは1975年〜1982年です。つまり、このアーニーさんもその期間のプロダクトということになりますね。


しかし70sか80sかというのも気になります。オッさんの調査によると、この二色柄のアーニーさんは、1975年〜1976年に乗り物とセットで販売されたシリーズにお見かけします。1980年代以降は完全にボーダーに白や黄色が入っていますから、オッさんとしては70sと断定いたしました。


70sのアーニーが4ドル…


コンディションが悪いとは言え、掘り出し物でしたね。


同じDNAを持つアーニーさんを並べてみました。右が90年代のApplause社製のアーニーさんです。やはり、昔の方が手作り感があっていいですね。大切にすることとします。




Knickerbocker toy company. In
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