2013/02/07 Category : CALIFORNIA RAISINS California Raisins "Hip Saxophone Player" 1980s 1988年のAPPLAUSE社製カルフォルニア・レーズンスのPVCで、Hip Saxophone Playerさんです。サクスフォン・プレーヤーはわかりますが、"Hip"ってどうゆう意味なんでしょう? この場合は「イカしたサクスフォン奏者」ってな感じだとは思いますけど、"Hip"の定義としては「流行やトレンドに精通、熱中している人。何が"Hip"なのかは時代によって変化するもの」なんだそうです。なんか哲学みたいで難しいですねぇ。 英語は英語でもAAVE(African American Vernacular English)と呼ばれる黒人英語です。語源は西アフリカのHepcatという言葉で「目を開けた人」という意味なんだそうです。そんな語源なんですが、このサクスフォン・プレーヤーさんはガッツり目をつぶっちゃってますよね。笑えます・・・。 先日、ネットニュースを見ていたら、面白い記事を見つけました。ドイツの老舗菓子メーカーであるBahlsen社に泥棒が入り、同社のクッキー型の看板を盗んだとか。面白いのはその犯人で、地元新聞社にクッキー・モンスターの着ぐるみを着た写真を同封して犯行声明文を送りつけたそうです。 犯人は「クッキーはもらった。返してほしければ入院中の子供にミルクチョコレートクッキーを配れ」という要求を出しているそうです。 Bahlsen社は懸賞金をかけて犯人を捜しているそうですが、クッキーを配っちゃった方が企業イメージあがるんじゃないでしょうか?そもそも、こんな微笑ましい事件、Bahlsen社側のヤラセじゃないかと思っちゃうくらいですけどね。 で、Bahlsen社って何だって事になります。オッさんは例のごとく調べましたよ。ドイツ連邦共和国ニーダーザクセン州Hannoverという街に本社を置く老舗の菓子メーカーで、1889年にHermann Bahlsen氏がHannouersche Cakes-Fablik H.Bahlsenという会社を興したのが起源です。日本語読みだと「バールゼン」とか「バールセン」とかで紹介されています。 オッさんは若い頃に少しだけドイツを旅行した事がありますが、全く土地勘はありません。Hannoverという街はドイツ北部の主要都市のようで、ニーダーザクセン州の州都でもあるようです。ドイツ旅行のプランはありませんが、この街に行くようなことがあれば、お菓子工場を見学してお菓子食べまくるっていうのも良いですね。多分、無いと思いますが・・・。 この会社の世界的ヒット商品は1891年から発売されているLEIBNIZ-KEKSというバター・クッキーだそうです。何でもバター・クッキーを世に出したのはこの会社だというからびっくりですね。もっと昔からあったお菓子かと思ってました。 イギリスにはCakesと言われるビスケット菓子があったそうで、それをドイツに持ち込んでドイツ語読みでKeksとし、バターを使ってButter Keksという商品にしていったそうです。オッさんにはビスケットとバター・クッキーの違いはわかんないんですけどねぇ。 LIBNIZ-KEKSは1891年から売られている息の長い商品。「ライブニッツ」というのは地元に縁のある有名な数学者の名前から取ったそうで、クッキーとの関係性は無いそうです。英語圏では「ライブニッツ・バター・クッキー」として売られているようです。 薄く四角い形状で周辺には52個のギザギザがあるのが特徴です。多分、日本でも輸入食品を扱っているお店なら置いてあるのかもしれません。こんなクッキー、食べた事があるような、無いような・・・。 この事件の後日談。会社側が犯人の要求を受け入れ、福祉施設にクッキーを送る事を約束。犯人はHannover大学の馬の彫像の首に看板をぶら下げて返却したそうです。ちなみに会社側は自作自演を否定しているそうですよ。こんなニュースだったら毎日でも読みたくなりますね。 California Raisins©1988 CALRABAPPLAUSE™MADE IN CHINA ©2011-2015 GUMBYDREAM Created with flickr badge. http:// PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword