このサザン・パシフィック鉄道はポール・ニューマン主演の「明日に向かって撃て」に関係があるのです。この映画は実話に基づいた作品ですが、主人公のブッチとキッドが襲撃していたのがこの鉄道会社の親会社と思われるからです。劇中で鉄道会社の金庫番が「ハリマン社長が黙っていないぞ!」なんてセリフがあったと思いますが、このハリマン社長とは当時のユニオン・パシフィック鉄道とサザン・パシフィック鉄道の社長であったE・H・ハリマン氏だと推測されます。なんかE・H・エリックさんみたいですが違います。Edward Henry Harrimanさんという方で、ニューヨークの銀行家でユニオン・パシフィック鉄道がサザン・パシフィック鉄道の支配権を得た1901年から1909年まで両社の社長を務めています。
ただLAXに向かうだけというのも能がありませんし、時間にも余裕があります。プランナーの妻がこの時間を無駄にするわけはなく、最後のショッピングスポットへの訪問が組み込まれていました。妻が以前から狙っていたというポイントはEl Segundoという街。マンハッタン・ビーチとLAXとの間にある街で、シェブロンの大きな製油所があるところです。何も製油所見学をするというわけではなく、製油所の前にある”Plaza El Segundo”に寄りました。